愛犬のしつけトレーニング実体験 犬の幼稚園(2018~2019年) 飼い主コラム

犬の幼稚園コラム①やんちゃなダックス・まんぷくはかつて幼稚園生だった

2021年6月23日

いよいよ、この話題に踏み込んでいきたいと思います。まんぷくは0~1歳頃、「犬の幼稚園」に通っていました。

 

今後、何回かに分けて「犬の幼稚園」や「犬の訓練所」について書いていきたいと思います。

まずは数回に分けて、「犬の幼稚園」についてまとめます。

主にはそこでの実体験と、体験を通じて感じたことなどを書いていければと思います。

懐かしい赤ちゃんまんぷくの写真もまじえながら・・・

笑顔を見せる子犬

 

犬のしつけだの訓練だの社会化だのといった話題は本当に奥が深く難しいので、本来素人のわたしが語れることではないのですが、自分が見て体験したことを書くだけならできると思い、やってみることにしました。

・・・というのも、とっくに卒業したにもかかわらず、未だにいただくご質問で圧倒的に多いのが、この幼稚園や訓練所に関するものなのです。

拙いなりにもこのサイトは「誰かのお役に立つ」ということを目指しているので、ニーズがある以上は、何らかの形で発信したいと考えました。

ただ正直なところ、この話題を扱うと色んな人が(こちらが望まない)接触をしてくるので、あまり気乗りはしていません、、、

この話題に限らずなのですが、わたしはSNS等で知らない人と「議論」をするということに、どうしても興味が持てません。

極論、インスタやTwitter、ブログなどにおける公用語は、「共感」だけでいいと思っています。

議論とか意見交換とか、そういうのはお金をもらってシブシブやる「仕事」だけでお腹いっぱい。。

互いの顔も名前も、人格もバックグラウンドも知らないのに、ひとつの話題で、しかも限られた字数の中で議論をするということに、これといった価値が見い出せないのです。

ですのでこれから書いていく記事も、読んだ方の意見を求めて公開するものではありません。

記事を読んで、「へー、あっそう」と思うも、「自分は違う意見だぜ」と思うも、「クッソつまんねぇ、もう読まない」と思うも、すべて読んだ方の自由です。

「よくぞ書いてくれた、ありがとう!!感動しました!これは全人類が読むべき素晴らしい記事です!」と言ってもらいたくて書いているわけではありません。

色々な意見があって当然。ですが、議論がしたくてアップしたものではないということを、予めご了承願えると大変幸いです。

 

まんぷく、犬の幼稚園に行くことになった

まんぷくは生後3ヶ月ほどで我が家に来ました。

本当に可愛い犬が来てくれたと夫と大喜びしましたが、その一方で、赤ちゃん犬をキチンと躾けながら育てることは想像以上に難しく、飼い始め直後から「どうしよう!」という事態が続きました。

ロクに走ることもできず、多少動き回ってもラクに追いまわせて、吠えることもない・・・ダックスの赤ちゃん期は、比較的ラクでした。

ご飯を食べる子犬

カニンヘンなので、本当に小さい子犬でした。

 

しかしラクだと思っていたのも束の間!
本当に束の間でした。

ヨチヨチの赤ちゃん期は数週間でおしまい。

我が家に来て1~2ヵ月もすると、体がシッカリしてきて走れるようになり、一丁前に吠えるように。

寝ている間以外は動き続けていたいらしく、まんぷくは部屋中を駆け回り、飛び上がり、目に付いたものをかじって壊しまくるチビッコギャングになりました。

自己主張も出てきて、「このまま好きにさせていたら大変なことになるぞ」と慌ててしつけの本を買ってくるも、もちろんそんな付け焼き刃は通用しません。。

かみつく子犬

日に日にやんちゃになっていったまんぷく

 

犬の幼稚園を利用することになったきっかけ

さて困った・・・というときにフト思い出したのが「犬の幼稚園」です。

自宅から比較的近いこともあり、存在だけは知っていました。

でも何をするところなのかサッパリ分からないし、自分たちには縁のない場所だと思ってました・・・

でも思った以上に現実が厳しかったので、ひとまず犬の幼稚園というのがどういう施設でどんな先生がいるのか、一度夫と見学に行くことにしました。

 

犬の幼稚園と訓練所の違い

結局その幼稚園に入ることになり・・・毎朝夫が仕事に行きながらまんぷくを預け、帰りにまた引き取ってくるという生活が始まりました。

車に乗った犬

おとちゃんの車の助手席に乗って登園!

 

そんな経緯でドタバタと入園したので、「犬の幼稚園」と「訓練所」の違いなど、当初は全く知りませんでした。

こだわって幼稚園を選んだのではなく、たまたま近所にあったのが幼稚園だったので、そちらへ行っただけの話なのです。。

のちにネットでいくつかのサイトをチェックしましたが、「犬の幼稚園」と「訓練所」の違いを明確に説明している記事は意外と少なく、書き手の立場によって解釈も変わるので、結局のところよく分かりませんでしたが・・・

 

両方利用してみて、わたしは両者の違いについて以下のように考えています。

犬の幼稚園

  • 基本的には自宅から通うスタイル(数週間~数カ月単位で完全に預かってくれる幼稚園もある)
  • 犬同士、犬と人との「ふれあい」の機会が多い
  • 運動会や遠足といった催しがある
  • トイレの仕方とかクレートでの過ごし方など、日常生活で欠かせない最低限のトレーニングをしてくれる

 

犬の訓練所

  • 数週間~数カ月単位で、愛犬を訓練士のもとに完全に預けきる(愛犬と一切の接触を断つ期間が必ある)
  • 犬と訓練士が向き合う(犬同士のふれあいは、さほど重視していない)
  • 基本的にイベント的なものは開催されない(運動会やるとか遠足やるとか、そんな話は聞いたことがない)
  • 幼稚園と同じく、日常生活で必要になる様々なトレーニングをしてくれる

さらに、わたしがお世話になった幼稚園と訓練所の共通項は、

幼稚園と訓練所の共通項

  • ペットホテルをやっている
  • 体を拭くとか爪を切るといった基本的なケアをしてくれる
  • 決められた時間に愛犬にご飯を与えてくれる(フードをふやかす、量を調整する、持参したフードを与える etc... よほど難解なものでない限り、多少のリクエストには柔軟に対応してくれました)
  • 体調を見ながら、必要な運動をさせてくれる

要するに大きな違いは、愛犬を一定期間完全に預けきるか、毎回愛犬を送迎して通わせるか、というところだと思います。

訓練所の代表者によって本当にカラーが違うので、大切なのは複数の施設を見学することと、その施設にいる訓練士やトレーナーさんを飼い主として信頼し、好きになれるかを見極めることだと思います。

競技会で優勝したい!とか警察犬になってほしい!ということではなく家庭犬のしつけが目的なら、幼稚園でも訓練所でも犬に教えることは大きく違わない(はず)です。

 

お世話になった犬の幼稚園でやっていたこと

子犬

幼稚園の代表者(園長)の方針によって、その施設のカリキュラムは全然違うと思います。

わたしがお世話になった施設では、園内でのトイレトレーニングやクレートトレーニングのほかに課外授業みたいなものがあり、たまに飼い主も駆り出されました。

まんぷくの場合は、お友達のカフェトレーニングに付き添ったり、福祉施設でのセラピー活動に参加させてもらうこともあったようです。

こちらからそういうのを希望したというよりは、担当トレーナーが、まんぷくの成長の度合いを見ながら適宜やってくれていたという感じです。

そのトレーナーさんのことはとても信頼していたので、基本的には任せていました。

 

自宅・公園・お店でのトレーニング

おもちゃで遊ぶ犬

幼稚園内だけでトレーニングをするという園も多いと思いますが、まんぷくが通った幼稚園では、担当トレーナーさんがとても熱心で(あるいはまんぷくがあまりに問題児で)、よく自宅にも来てトレーニングをしてくれました。

犬の問題行動は、犬対トレーナーだけでなく、飼い主を介入させたトレーニングを行わないとなかなか改善できないというのが、そのトレーナーさんの考え方でした。

それにしてもねぇ・・・
園で一日仕事をして、それだけでもクタクタだろうに、仕事後まで飼い主の家に来てトレーニングしてくれるなんて、なかなかできませんよね。

かあちゃん
感激です

「仕事で疲れてるんだから、ビール飲んで寝たい」などという邪念を払い、我々も仕事を早めに切り上げ、夕飯も食べずに対応しました。

あんま効果なかったですが(笑)。

決して、決してトレーナーさんのせいではないです。この方は本当にプロ中のプロで、人間的にも非常に尊敬できる方でした。

なのに、ナゼ上手くいかなかったのか・・・?
これについては別の記事で改めて詳述します。

 

季節行事で他の飼い主さんや犬とふれあう

笑顔を見せる犬

他の飼い主さんや、よその犬と触れ合うことを目的に、運動会やらパレードやらの催しが、年に数回ありました。

写真は、まんぷくと運動会に参加したときのものです。2019年頃だったか... 懐かしいですね~。

競技中の犬

トレーナーさんが引率して、県外の大きな公園に遠足に連れて行ってくれる・・・というのもありました。これは飼い主の付き添いは無しでした。
ほかにも希望すればちょっとしたコンテストに出場できたり、とにかく年間通じてなんやかんやと催しがありました。

我々が参加したのは運動会だけでしたが、なかなか楽しかったです!

一緒に参加したダックスの飼い主さんと話ができましたし。

飼い主さんの好みはあると思いますが、イベントや飼い主同士の交流の機会が多いというのは、幼稚園の良さかもしれません。

 

連絡帳でコミュニケーション

笑顔を見せる犬

この辺も、園の方針で違ってくると思いますが、入園したときに「れんらくちょう」を渡されました。

愛犬を預けると、その日一日園で何をしていたか、愛犬の様子はどうだったかといったことを担当トレーナーさんが書いてくれます。

まんぷくは月~金曜の朝から夕方までフルで預けていたので、幼稚園に通っている間は、ほぼ毎日トレーナーさんと「れんらくちょう」を通じてコミュニケーションをとっていました。

入園して最初に「れんらくちょう」を渡されたとき、スボラなわたしは「げー、めんどくさ・・・」と一瞬思いましたが、、、

かあちゃん
すぐに悔い改めました!

ちょっとした悩みや相談を書いておくと丁寧に返事を書いてくれて、これは後になって思うと、大変ありがたいサービスでした。

10冊以上にもなった「れんらくちょう」は、今も大切にとってあります。財産ですね。

 

幼稚園を利用するメリット

笑顔を見せる犬

幼稚園を利用するメリットは多々あると思いますが...

幼稚園のメリット

・トレーナーさんが愛犬を常に見守ってくれている
・よその犬と一緒に遊べる
・トイレやクレートのトレーニングを、すみやかに、確実にやってくれる

 

やはり一番は、自分たちが面倒を見られない時間帯に、専門の訓練を受けたトレーナーさんが代わりに見ていてくれるという安心感ですよね。

それからトイレやクレートトレーニング。
本などを見ながら、飼い主自身でやることももちろんできますが、必ずしもそれが成功するとは限りません(我が家のように!!)

やはりトレーナーさんたちはプロなので。。
自分たちでやっていたら大変な時間と労力がかかるかもしれないトイレやクレートトレーニングを、短期間で的確に教え込んでくれるというのは、想像以上にありがたいものでした。

現在まんぷくは別の預かり施設を利用していますが、そこのトレーナーさんたちから「まんぷくちゃんは社交的!」「知らない相手とも仲良くできる」「相手に合わせた対応ができる」と言っていただけるのは、このときに培ったコミュニケーションスキル(?)によるものではないかと思っています。

幼少期からたくさんの人や犬に囲まれて大きくなったので、基本的には人も好きみたいです。

こういう部分で、預けてよかったなぁと感じています。

 

急な預かり、泊まりもOK

これまた園によって利用上のルール等異なると思いますが、まんぷくが通っていた施設はとにかく柔軟で、急な泊まりとかにもまったく嫌な顔をせず対応してくれ、本当に助かりました。

泊まりでの預かりをお願いしたことはそんなにはありませんでしたが、日曜日に登山に行きたいので早朝から預かってほしいとか、仕事で遅くなって、どうしても時間内に迎えに行けそうにないので、預かりからそのまま泊まりに移行・・・などというのもOKでした。

預けている間は、トレーナーさんが同じ施設内で丁寧に見てくれるので、ありがたかったです。

 

犬の幼稚園にかかる費用

まぁ、、、平日フルでこれだけのことをしてくれるわけですから、月額利用料はけっこう高かったです。

地域によって差があるようですが、我々の場合は月5~6万という感じでした。

でも、当時は夫もわたしも仕事に波があって、忙しいときは本当に忙しかったので、その間まんぷくが楽しく安全な場所で、先生や友達と遊んでいると思うと・・・安いとは言いませんが、5万円支払う価値はあると感じていました。

もちろん預ける日を週1とか2とかにすれば、料金はもっと低く抑えられます。

そのへんは入園児に相談することになると思います。5~6万というのは、マックスに近い額だと思ってもらえたら幸いです。

 

ざっと概要を書くだけのつもりが、かなり長くなってしまいました。ここで1回区切ろうと思います。

近いうちに続編もアップしますので、よかったらそのときにまた。

 

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