まんぷくに留守番をしてもらうとき、出がけにフト頭をよぎるのが、「電気はつけておくのがいいのか?消したほうがいいのか?」という素朴な疑問です。
電気はつけずに出かけてOK
犬のワクチンについてとか、救急のときはどうしたらいいかとか、避妊手術の時期だとか... こういうことは、かかりつけの獣医さんがいれば前もって親切に教えてくれるので、初めてでもあまり迷わず進める気がします。
それより、犬との暮らしで生じるちょっとした疑問のほうが場合によってはよほど難しく、悩んだり迷ったりする気がします。
まんぷくは言葉をしゃべらないし...
インスタとかでも聞く機会がないし...
たとえばまんぷくに留守番をさせて外出するとき、フト頭をよぎる疑問【部屋は明るくしておいたほうがいいのか、暗い方がいいのか?】なんて、まさしく後者。
こんなことを訊きに獣医さんを訪ねるわけにいかない(笑)。
でも考えたからって正解がわかるわけでもない。。
なので、まんぷくを犬の幼稚園や犬の託児所に預けているときのことを思い出してみました。
結論から言いますと...
複数の施設の訓練士さんたちの様子では、
必要に応じて電気をつけることはあるものの、積極的に明るくしようとはしていない。
というのが、共通だったように思います。
一度聞いてみたこともありますが、やはり「電気はつけなくてもOK!大丈夫よ、犬は。」という答えが返ってきました。
犬は暗くても大丈夫な生き物
資料にあたって調べてみたところ、犬はもともと夜行性の生き物なので、暗くても大丈夫らしいですね。
穴ぐらに寝床を構えて暮らしていたので、狭くて暗いところが落ち着くとのこと。
どうりで一度クレートに引きこもったら、なかなか出てこないわけです。
たしかに犬を見ていると、夜中真っ暗にした部屋でも、案外不自由なく動けてますよね。
喉が渇いたら迷わず水飲みトレイに直行しているし、トイレに行きたくなったら行っている。
どうやらこちらが思う以上に、「見えている」みたいです。
そもそも犬の目は人間のそれとは構造が違っていて、水晶体が大きく、暗闇でも光を取り入れられるようになっているとか。
また目の奥に特殊な「タペタム層」というのをもっていて、暗闇でも物の輪郭をとらえることができるんだそう。
だから生物学的には、犬に留守番をさせるとき、室内は電気をつけなくてもOKということになりそうですね。
でもそれを理解しても、気分的な問題でなんかこうぅ... 出がけにパチッと電気を消してしまうのは、可哀想な気がして。。
「暗くても大丈夫なんだ」と頭で分かっていても、気持ちの上で慣れないというか。
なので昼間1~2時間程度の留守番では電気をつけず、カーテンを少し開けて自然光が入るようにし、留守番が夕方にかかってしまいそうなときは、まんぷくのケージから少し離れた場所の電気をつけて出るようにしています。
まんぷくの居住スペース
ちなみに我が家におけるまんぷくの居住スペースは、このようになっています。
我々飼い主の主たる生活スペースであるリビングに、ケージをどーん!と置いてます。
ケージは別に珍しくもないよくあるやつで、
幅118cm、奥行56cm、高さ66cm。
屋根あり。
何人かの訓練士さんが自宅まで見に来たことがあるんですが、そのときケージを見て言った一言が、
「あ、思ったよりデカいな。」
【体重4Kg未満のミニチュアダックスの居住スペース】として、訓練士さんが頭に描いていたスペースを、軽く超えていたようです。
だからといってダメというわけではないようですが... もう少し小さめでもよかったみたいですね。
「もう買っちゃったんだから、このなかで上手くやってね~(笑)」という感じでした。
もしまんぷくを迎える前にこのことを知っていたら...と若干悔やまれます。
その後さらにアドバイスを受け、トイレの置き場所を変えたりしてケージの使い方を若干アレンジしました。 「トイストーリー」じゃないよ、「トイレストーリー」だよ★ ...ってことで、今回はまんぷくのトイレについて書きたいと思います。
そのときのことはコチラに書いています。
あわせて読みたい【犬の便利グッズ】短足ダックスならではの苦労も…最後はコレに落ち着き快適トイレライフ♪ 意外と潔癖なまんぷくのトイレストーリー
あ、ちなみに「ケージ」と「サークル」って、明確な違いがあるって、知ってましたか?
・ケージ=床と天井がある
・サークル=床と天井がなく、側面だけを柵で囲ったもの
つまり我が家で使っているのは、「ケージ」なわけですね。
クレートも持っています。
これまたロクに調べずテキトーに買ったんで、我が家にはサイズ違いのクレートがやたらいっぱいあります。
クレートの数だけ見たら、多頭飼いしてんのか!?って感じです。
まんぷくには大きめのクレートを当てがってたんですが、訓練士さんから「いや、小さいほうでゼンゼンOKだから」と言われ、写真のものを使っています。
幅50cm、奥行80cmくらいですかねぇ。。。
これも素人であるわたしからすると、「え!コレでいいの?」っていうくらい小さいんですが。。。
クレートは、車で外出するとき(病院とか)に使うほか、普段はリビングに置いといて、まんぷくが何かに興奮した際(自宅のピンポンが鳴って、知らない人が来たとか)、ここに入れるようにしています。
お仕置き的に入れているわけではなく、興奮状態のまんぷくの前でクレートの扉を開けると、自分で入って行くんですよね。
「ちょっと!頭冷やすでございます!」みたいな感じでしょうか?(笑)。
居住スペースに屋根はあった方がいい?
犬の性質にもよるでしょうが、居住スペース屋根はあった方がいいみたいですね。
確かにまんぷくの居住スペースに屋根がなかったらと思うと…
我らがダックスは短足なのにジャンプ力があって、興奮すると跳ねるから...
ちなみにまんぷくは幼稚園や犬の託児所にいるとき、昼寝や休憩の時間はずっと小型犬用のクレートで過ごしていたようです。
今お世話になっている犬の託児所にいる訓練士さん曰く、
「まんぷくちゃんはクレート大好きっ子ですよ」だとのこと。
さらに、「落ち着いて過ごせるようなので、留守番中もクレートで過ごさせてもいいでしょうね。
興奮して怒っているときは、クレートまわりをバスタオルや毛布で覆ってあげてください」とアドバイスをいただきました。
まんぷくのクレート好きは本当らしく、これを書いている今も、わたしの仕事デスクの隣に置いたクレートにこもってます。
(なんでクレートの上に犬のご飯セットが置いてあんのって話ですが)
明るさより室温のほうがよほど重要
ちなみに、今お世話になっている犬の託児所でも、休憩部屋は積極的に明るくはしていないようです。
そして今までに関わったどの訓練士さんも、部屋の明かりより空調のほうにずっと神経を尖らせていました。
特に、夏。
そりゃまぁ、確かにそうですよね。
それぞれの家の宝物である愛犬を預かっているわけですから... 室内の温度管理はかなり徹底しておられました。
グルッと覆って、プライベート感を出したケージ
ついでに紹介。
これは訓練士さんから言われたことではないですが、まんぷくのケージは、断熱シートでグルッと覆ってあります。
ほんとにぐるっと巻いて、端を結束バンドで固定しているだけなんですが。。。
後ろから見ると、こんなことになってまっせ。
設置している水飲み器をよけるため、ツギハギになっている箇所があって見栄えは悪いんですが... 一応ケージの側面と背後、天井を覆ってあります。
天井にはホームセンターで切ってもらった薄いベニヤ板がのせてあり、屋根と小物置き場を兼ねています。
冬場、冷たい風が入ると寒かろうと思って、DIYで施工しました(だからヘタなんです)。
断熱シートのおかげで寒さがしのげるだけでなく、ケージの中と外界を隔てる壁ができ、ケージの中がほどよく閉ざされたプライベート空間になって落ち着くようです。
とっくに冬を越した今も継続してつけています。
まんぷくには留守番のときにこの中に入ってもらってますが、留守番カメラ「ファーボ」で様子を見ると、いい感じにリラックスして自分の時間を過ごしているのがわかります。
何か新たな問題が起きない限り、居住スペースはこの感じでいけそうと思っています。