今日はまんぷくに、野菜と鶏肉を寒天で固めた「ジュエル寒天」を作りました。仕上がりがとても綺麗で、人間用のサラダにも使えて便利な一品です。
夏の定番「ジュエル寒天」
夏に限ったことではないのですが、我が家のエンペラー・まんぷくは、あまり水分を摂りません。
ゼンゼン摂らないわけではないのですが、夏場は少々心配になるレベルです。
それで2年前の夏に、この野菜と鶏肉の寒天寄せを作ったんです。
そしたら思いのほかまんぷくが気に入ってくれましてね。
砕いてフードにトッピングすると暑い日でもよく食べるので、以来、夏にはコレを作っておいて、朝晩のフードに添えています。
鶏肉入りでタンパク質も摂れるし、人間用のサラダにトッピングしても美味しいので、オススメです。
下ごしらえがちょっと面倒なのですが、型から出した瞬間に「わぁ~~!」と気分が上がるし、おいしい鶏肉入りでワンコも大喜び♪
インスタや、以前やっていたブログで紹介したら多くの方が作ってくださり、
「愛犬に作ってあげたら喜んで食べた!」と、たくさんの喜びのコメントをいただいたメニューです。
「ジュエル寒天」のレシピ
まず材料ですが、今回は5種類の野菜と鶏むね肉を使います。
材料
- オクラ・・・・・・・・・・2本
- ミニトマト・・・・・・・・4~5粒
- キャベツ・・・・・・・・・30g
- 大根・・・・・・・・・・・50g
- コーン・・・・・・・・・・25g
- 鶏むね肉・・・・・・・・・60g
- 棒寒天・・・・・・・・・・ 5g
- 水(寒天を煮る用) ・・250cc
コーンは砂糖不使用のものを使用します。「クリームタイプ」ではありません。
棒寒天がなければ粉寒天、ゼラチン等でも代用できます。
材料は「ジップロックコンテナ300ml」で作ることを想定した分量です。
ジップロックコンテナなら、作ってそのままフタをして冷蔵保存できて便利です。
材料はワンちゃんの体質や好みに応じて適宜変えてくださいませ。ワンちゃんにとって初めての野菜を入れる場合は、先に単体で食べさせてみて、体に異常が出ないか確認してから使うようにお願いします。
また、お作りになるときはワンちゃんの体調に合わせて自己責任にてお願いします。万が一同じレシピで作ったゼリーでトラブルが起きても、当方で責任は負いかねます。
「ジュエル寒天」の下準備
ではさっそく作っていきます。
寒天をふやかして、野菜の下準備をします。
寒天と野菜の下準備
- ボウルに水を入れ(分量外)、棒寒天を浸けて戻します。
- 小鍋に水を200~300cc入れて火にかけ、野菜を茹でる準備をします。
- コーン以外の野菜をよく洗います。キャベツとオクラはそのまま茹でるのでお湯が沸くまで放置。
- 大根を5mm×5mm程度の角切りにします。
- お湯が沸いたら、切った大根とキャベツの葉を5分茹でます。
- 大根とキャベツを茹でている間に、コーンをみじん切りにします。
- 大根とキャベツが茹で上がったら、ザルにあげて水を切ります。
- キャベツは軽く絞ってみじん切りにします。
- 新たに水を沸かして、トマトとオクラを茹でます。
- お湯に入れて数秒でトマトの皮がめくれるので、トマトだけ先に取り出し、水につけます。
- トマトの皮を剥きます。
- オクラは2㎜幅の輪切りにします。
トマトはお湯にくぐらすと、皮がめくれます。めくれたらスグに鍋から取り出し、皮を剥きます。湯剥きってやつですね。
皮を剥いたミニトマトは4等分に切り、根元部分を切り落とします。
野菜が揃いました
次は鶏肉を茹でます
もう一度水を沸かし、かたまりのまま鶏肉を茹でます。
茹ですぎるとパサついておいしくないので、2分30秒ほど火にかけて火を止め、蓋をしたまま5分放置します。
鶏肉に火が通ったのを確認し、小さくちぎります。
野菜の下準備と並行して、寒天液を作ります
野菜や鶏肉を切っている間にもう一度水を沸かし、寒天を煮る準備をします(注1)。
寒天液の作り方
- 水に浸けて柔らかくなった寒天を軽く絞り、ちぎります。
- ちぎった寒天を鍋に入れて、寒天を煮ます。
- 寒天の形が分からなくなるまで煮たら濾して、粗熱を取ります。
寒天を煮るのに必要な水の量は寒天のパッケージに書いてあるので、それに従います。250ccの寒天液が作れるように調整すると、余らず使いきれます。
今回のレシピでは5gの棒寒天を使っていて、煮る時に使用した水の量は250ccです。
野菜の下準備が済んだら、あとは楽しい工程が待っています♪
すべての材料を容器に詰め、冷蔵庫で冷やし固めます
すべての材料が揃ったら、容器に野菜と鶏肉を詰めていきます。
材料を重ねる順番は自由なのですが、やり始めると意外と迷うので、あらかじめ頭の中でイメージしておきます。
一番上と下に濃い色がくるようにすると、仕上がりが綺麗な気がします。
今回わたしは、オクラ→キャベツ→大根→鶏肉→コーン→ミニトマトの順で重ねました。
まず、容器の底にオクラを敷きます。断面が底に貼りつくようにすると、仕上がりが綺麗です。
オクラを敷き詰めたら、その上に寒天液を少量流し込みます。
次にキャベツ。
キャベツの上から、キャベツにかぶるくらいの寒天液を流し込みます。
このあとも同様に、野菜→寒天の順に重ね、層を作っていきます。
最後にトマト。
最後の野菜を詰めたら、残りの寒天液を流し込みます。トマトが埋まるくらいヒタヒタに。
全体が冷めたら、冷蔵庫に入れて冷やし固めます。
固まったら、「ジュエル寒天」完成です
できました。完成です。
わざわざ皿に出す必要はないんですが(笑)...
ワンコに食べさせる時は、1~1.5cmほど切って適度に砕き、いつものフードにトッピングします。
この寒天だけでは栄養が不足しますので、主食にはなりません。トッピングとして使います。
まとめ
300mlのコンテナいっぱいに、野菜たっぷりの寒天ができました。
300mlのコンテナであれば、材料は何も余らないはずです(たぶん)。コンテナにきっちり詰めて、ちょうど満杯になる分量です。
万一余ってしまったら、サラダやスープに。
見目麗しく、美味しい寒天なんですがね~~~
下ごしらえがねぇ~~~
ちょっと面倒なんですよね~~~
なんとかならないかと思いますが...
調理時間は40~45分ほど
調理時間は、冷蔵庫で固める時間を除いて40~45分というところです。
レンチンを使ったりして時間短縮すれば、30分くらいでできると思います。
わたしは愛犬に何か作る際はできる限り電子レンジを使いたくないので、少量ずつお湯を沸かし、何かを切っている間に何かを茹でるようにして、なるべく作業がストップしないよう、順番を工夫しています。
材料はアレンジOK!
材料の野菜は「これでないといけない」というものはないので、苦手なものがあれば別の野菜でアレンジ可能です。
- 緑・・・ブロッコリー、枝豆、小松菜等
- 赤・・・パプリカ(皮は取り除く)、ニンジン
- 黄色・・黄パプリカ(皮は取り除く)、カボチャ
- 白・・・ズッキーニ、きゅうり、ゴボウ
好きな野菜ばかりで、まんぷくにも大好評!
しつこいですが、最後にお願いです。
この寒天には数種類の野菜を使います。初めて愛犬に作るときは、愛犬にとって初めての野菜が2つ以上入らないようにします。
初めて食べさせる食材が複数重なると、万一アレルギーなどのトラブルが出た際、原因になった食材が見つけにくくなってしまいます。
まんぷくにはこの寒天を食べさせる前に、それぞれの野菜を単体で食べさせ、何も問題がないことを確認してから与えました。
見た目にも涼し気で綺麗な寒天。
ちょっと面倒ですが、よかったらお試しください。