陽気で優しい性格と言われるダックスフンド。今日、まさにそんな一面を見た気がします。
今日のまんぷくシリーズ
インスタとは趣を変え、本当に何気ない日常の一コマを、インスタ未公開写真もまじえて紹介します。
正確には昨日の出来事なんですが・・・まんぷく含め、犬がもつ優しさについて書いてみたいと思います。
インスタにも書いたのですが、毎年6月は調子が悪いかあちゃん。
「5月病」という言葉がありますが、6月に体調を崩す人も多いようです。
「梅雨」「湿度」「低気圧」・・・このあたりが関係しているという説が有力みたいですね。
寝込むとかそういうことはないんですが、頭がスッキリしなかったり、常に体がだるかったりします。
さらに今年に入ってもともとの持病である眩暈症が悪化。そこへギックリ腰やら何やらが重なって、20代のように「寝れば治る」というのが望めなくなってきました。
だいたい、眠ることすらできなくなりましたからね~。
寝るとかえって疲れるんです。
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そんななか、急ぎで片づけなければならない仕事がいくつか重なっていたので、ここ数日はずっとPCに向かい、夜遅くまで仕事をする日々でした。
それがやっと終わり、「休むぞ~」と思ってまんぷくとゴロゴロしていたら、ライティング記事を納品したクライアントから、わけのわからない難癖をつけられるとともに「書き直せ」と言われ、ショックを受けるかあちゃん。
「リサーチも入念にやって、かなりの自信作だったんですけど・・・」と、ブツブツ言いながら再びPCに向かうかあちゃん。
やはり仕事ですから。
フリーのライターになって、色々ラクにはなったけれど、フリーであっても、客から難癖つけられるという事態からは逃れられませんね。
修正するのはいいんですが、社会人としての常識を疑いたくなるような言い方をされ、内心穏やかでないかあちゃん。
モヤモヤしながら机に向かうと、宅急便の到着を知らせるチャイムが鳴り・・・
まんぷく、ギャン吠え。
「あぁもうこんなときに・・・」と思いながら、まんぷくをなだめ、荷物を受け取る。
PCに向かう。
集中しかける。
すると再びチャイムが鳴り、本日2回目の宅急便到着~♪
まんぷく、さらにギャン吠え。
叱り、なだめる。
スイッチが入らない限り、基本的には大人しく寝ているまんぷくですが・・・
ひとたびスイッチが入って気が立った状態になると、ちょっとした物音にも反応するようになります。
やれ窓の外で物音がしただの、マンションの内廊下で誰かがしゃべってるの、遠くでSLが走って汽笛を鳴らしただのと、午前中ずっと吠え散らかしていたまんぷく。
放置するわけにもいかないので、吠えるたびにまんぷくのところへ行き、対応に追われるかあちゃん。
イヤということではないのですが、いちいち仕事を中断しなくてはならないので、進まない。。。
でも原稿の修正は急いでやらないとならない・・・ということで、だんだん焦ってきます。
するとまんぷくも異変を感じたのか、いつもは絶対トイレに行ってするのに、いきなり床でウ〇コ💩をし始める。
「はいっ!?」と驚きつつも、黙って片づける。
すると今度は部屋中を走り始め、ちょっと高さのあるところに飛び乗り、飛び降りた・・・!
ぎゃあああああっ!!!と悲鳴をあげるかあちゃん。
あんなに気をつけていたのに・・・と、慌てて駆け寄り、まんぷくの足腰や爪を点検する。
幸いカーペットが敷いてあるところで(だから良いということにはならないものの)、まんぷくも何ともない様子でケロッとしており、特に痛いところもない様子。
「へっへ~~~ん♪」という顔をして、また走って行ってしまいました。
ここでついに気持ちがプッツリ途切れてしまったかあちゃん。
リビングの床に手を付いて、「あぁもう今日はダメだ・・・」と独り言を言っていたら、不覚にも泣けてきてしまい・・・
「うっ、うっ、うっ・・・・」と嗚咽が漏れてしまいました。。
かあちゃんは、基本的に泣きません。
ドラマなどで感動のシーンを見ても、泣くのはだいたい夫で、かあちゃんはまず泣かない。
もう最後に泣いたのはいつだろう?!と言う感じで・・・
でもこの日は疲れもたまっていたせいか、ちょっとメンタルがもろくなっていたようです。
「う~っ、う~っ、う~っ・・・・」と声を殺して泣いていたら、相当驚いたのでしょう、わたしの仕事デスクのあたりにいたまんぷくが慌てて駆け寄ってきました。
そしてリビングでうずくまっているかあちゃんのところへ来て、かあちゃんの顔を見て明らかにビックリした顔をし、慌ててかあちゃんのまわりを2~3周まわりました。
わたしが泣くなんて、ただ事ではないと思ったのでしょう。
顔をのぞき込んだり、肩のあたりに飛びついてきたり、膝に乗ろうとしてやめたり、落ち着きなくウロウロ。。。
で、次の瞬間。
まんぷくがわたしの真正面にまわってひっくり返り、わたしの顔を見つめながら腹を見せたのです。
先ほどの、人を小馬鹿にしたような顔とは打って変わって、ちょっとおどけたような表情を浮かべ、「見て見て♪」と言わんばかりに、ヘソ天のままでシッポをふりふり。
さすがに写真を撮っている余裕はなかったので、このときの写真はないですが・・・ちょうどこんな感じでした。
あっけにとられるかあちゃん。
まんぷくから見たら、泣いているかあちゃんにビックリなんでしょうが、わたしから見ても、笑いを取ろうとしているまんぷくにビックリ。
そもそもまんぷくはそういうタイプじゃないんです。
外に出ると、幼稚園の先生にお腹を出して甘えたりして上手く世渡りしてますが、自宅では本当にクールな「孤高の人」という感じで、媚びるとか甘えるとか、そういうのはあまりないです。
もちろん食べ物をおねだりするときとかは、戦略的にちょっと甘えたような顔をしますが・・・。
そもそも飼い主に腹を見せるようになったのだって、ここ最近のことです。
でも今、目の前にいるまんぷくは、自分にできることで何とかかあちゃんをなぐさめようと、一生懸命に腹を見せています。
自分に何ができるか?と考えたとき、彼女の精一杯のアイデアが、おどけた顔で腹を見せることだったんでしょう。
思いつく限りで、わたしを笑わせ、元気づけようとする姿に、
犬というのは、人の悲しみを理解する生き物なのか・・・
犬というのは、これほどに優しい生き物なのか・・・
と、ほとんど衝撃にも近い驚きと、感動に打たれたかあちゃんです。
犬もやっぱり飼い主が悲しむ姿を見るのはつらいんだなと思い、何とか気を取り直したのでした。
まんぷくという犬を、また一つ理解した気がします。
じつは想像以上に、優しい犬のようでした。
ネットで「ダックスフンド 性格」と検索すると、
- 明朗快活
- 優しい
- 飼い主に忠実
- 頑固
・・・などと出てきて、「明るい」というのはまぁわかるけれど、「優しい」とか「飼い主に忠実」というのはあまりピンとこず、「ホントかいな」という感じでした。
基本的にまんぷくは素性が良いというのか、きれい好きで歪んだところのないお嬢様と言う感じ(って飼い主が言うな!)ですが、とにかくクールなんです。特にかあちゃんには。
でも今回の一件で見方が少し変わりました。
飼い主の前でなかなか出さないだけで、きっとまんぷくの中には、まだまだ知られざる一面があるのでしょう。
一緒にいる時間が増えたために、知られざる一面を見る機会が増えている気がします。
それだけでも、フリーになり、自宅で仕事をすることにしてよかった!と思うかあちゃんです。